うーはここで色々かくつもり

しがない学生。二次元が理想過ぎて三次が見れない。作家になる為日々精進。

ヒーローになれたら【SHAZAM!・感想】

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 ジョーカーカッコいいですね。演出が凄い凝ってて原作やりたくなる…。DLC発表される前から時間さえあれば買おうと思ってるんですが。P3P4の要素まであって拘ってんなあ。

 いきなりスマブラの話から入ったんですけど、最近全然プレイできてない。元々ヘタッピなんですけどあまりにやってなすぎて、ジョーカー実装された試しで友人と対戦したらボコボコのボコにされて笑う。いやもともと勝てないんですけど。

 やるゲームやりたいゲームはいっぱいあるんですけど、いよいよ新年度始まっちゃってますますやる時間がねえ。その上読もうと買った本のストックも貯まる貯まる。

 忙しいけど映画は観るぞお!ということで今週も映画館へ行きました。

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 「SHAZAM!」観ました。

 スーパーマンバットマン、最近の映画だとアクアマン(先週はいっぱい映画観ました。【Aquaman・爆音上映Kingsman: The Secret Service・感想】 - うーはここで色々かくつもり)が代表的なアメコミ出版社・DCコミックスのスーパーヒーロー「シャザム」を主役とした映画。ですが元々はフォーセットコミックスというDCとは別の会社のキャラだったり、名前も「キャプテン・マーベル」だったり、歴史のあるヒーローでしかも強い。アメコミ勉強し始めた頃シャザムで調べてるのにWikipediaの記事名が「キャプテン・マーベル(DCコミックス)」なの凄い混乱した。でもMarvelの方(にゃーにゃー【Captain Marvel・感想】 - うーはここで色々かくつもり)とはあまり関係ない。

 1974年、父兄から疎んじられていた少年サデウス・シヴァナは、父の運転する車内から突如謎の神殿に飛ばされ、魔術師を名乗る老人シャザムに出会い、魔術師の力を受け継ぎ後継者となることを迫られる。しかし、魔術師の封印する七体の魔物に唆され「魔法の目」を手に取ろうとしたことで純粋な人間でないと見做され、シヴァナは力への欲求だけをそのままに追い出されてしまう。時は飛んで現代、幼少期に母とはぐれて以来孤児となったビリー・バットソンは、里親に引き取られる度に逃げ出して母を探しに行ってしまう問題児であった。再び確保されたビリーは、他に4人の孤児を養育している里親夫妻に引き取られることとなった。中でも孤児の一人フレディ・フリーマンは足が不自由で、いじめっ子に目をつけられていたが、不意にフレディを助けたビリーはいじめっ子から逃げる為に地下鉄に乗り込んだ。すると地下鉄は謎の神殿へと転移し、ビリーは老魔術師と出会う。すると老魔術師はビリーに自分の力を継ぐように告げる。渋々従うビリーに対して老魔術師は言う、「Shazam」と唱えろ、と。

 予告からも分かる通り、かなり明るめの雰囲気でコミカルな場面が多い映画ではあったのですが、物語の筋は意外と真面目でシリアスとコメディの配分が良い塩梅の映画でした。主人公が子供というのもあってふざける時はとことんふざける。スーパーパワーを得たらこんなことしてみたいというのを大体実現するし、でも姿は体格のいい大人というのが笑いを誘う。更に、いわゆるサイドキック的な立ち位置のフレディと共に遊び半分でいるのが微笑ましい。それに対してDC市民もスゴイ好意的なのが印象的。シャザムが人気者になっていく経緯も、Youtubeに動画を投稿したり今どきだなあと。

 だが一方、ストーリーは結構良い話。テーマは「家族」のようでビリー、シヴァナ共に様々な家族の様子が描かれるのですが、ビリーの新しい「家族」が本当に良い人たちで良かった…。ビリーが力を得たことから早くに仲良くなったフレディを始めとして、大家族なのに出番のない兄弟がいない。見ている内に「あ、これファミリー映画だ」と気付く。

 特筆すべきは主人公ビリーの二面性。生き別れた母を追い求め続けるビリーはなかなか人に心を開かず、口数も少ない。新たな里親に引き取られてもそこを自分の空間だとなかなか認められないでいる。それがヒーローに変身すると打って変わってお喋りになり、子供らしい部分が前面に出てくる。元の姿の方が大人っぽいとすら見えてくるのですが、きっとシャザムの姿のときの方が本来の彼で、普段は抑圧してしまっているのでしょうね。そんな彼も「自分の家族がどこにあるか」について定まることとなる。なかなか辛いシーンでしたが、それだけに里親兄弟良い人たちでホントに良かった。

 原作再現についても完璧だったと思います。ちょっとしたところで言えば母子の思い出のシーンに虎が出て来たり(思い返せばこれも母との別離に良く作用している)、他にもあれやこれや…。これ見れたらいいなあと思っていたのが大体出てくる。しかも、それを予告で見せていなかったのがサプライズに繋がっていて良かった。前々から予習していただけにかなりイイ感じに鑑賞出来た気がする。

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入場特典貰いました。

 期待通りに笑えて、想像以上に面白い映画でした。例によってこの作品も最後のエンドロールのあとにまた映像があるので劇場が明るくなるまで立たないように。

 ジョーカー単独映画も発表されたし、DC作品ももっと観るぞお。

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イイものを得た。