プリズマ☆ワカメ【Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム・感想】
最近は主にFate/Grand Orderでイケイケドンドンな型月ことTYPE-MOON。FGOのほうは先日ようやくメインシナリオの続きが実装されましたが、FGO以外にもHeaven's Feel映画化やロード・エルメロイⅡ世の事件簿のアニメ化など、気付けば色々な作品が現在進行系だったりする。
ということで今日はそのシリーズの一つ、プリズマ☆イリヤから。というか何だこの企画は。
『Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム』観ました。
タイトルを見て分かる通り、かつて型月10周年で発表されたお祭り作品「Carnival Fantasm」をプリヤ単体でやってやろうというOVA作品。の劇場上映。カーニバル・ファンタズムは凄い気合入ってましたからね~。作品間でのクロスオーバーというのも、エイプリルフール企画以外だとこの辺りから壁が薄くなった気がする。いやそれ以前から無いことはなかったけど。
八極拳を操る聖堂教会の神父で激辛麻婆ラーメンしか出さない普通のラーメン屋の店主・言峰綺礼のもとに、一本の電話がかかる。それは開宴の合図であった。ラーメン屋は全ての次元に門戸を開き、何でもありの祭りが始まる。
いや、これあらすじ要る?
型月お馴染みの悪ノリ作品。良くも悪くも同人サークル気質なのが型月のギャグ作品の特徴ですが、これもFGOのイベントシナリオで頻繁に見られるようになった現状でどうお出ししてくるか。
プリヤのカニファンということで、こちらも複数の小パート、コーナーで構成。色んなキャラに麻婆ラーメン食わせたり、缶蹴りやったり…。中でも、雪下の誓いで登場したアサシン慎二(桜の兄)を真人間に更生させるというパートが連続してある。プリヤキャラ総出演ということで、こんないっぱいキャラいたんだなあ…。
プリヤは型月における第二魔法「平行世界の運営」に大きく関わる作品のため、なんでもあり空間もその辺で説明付け。そういえばカニファンもメインの舞台・アーネンエルベが第二魔法の術者・宝石翁と関わりあったっけ。
というか、ずっと慎二のことイジってて草。カニファンではランサーイジリが凄かったけど、こっちでは慎二、いやカニファンでも割と慎二痛い目に遭ってたな。HFの影響か桜だけメチャクチャサービスカットがあるし、とにかく慎二をボコボコにする。雪下の誓いで少し話題になったあの台詞「射精の百倍気持ちよかったぜ!」もとにかくネタにする。正直慎二のパートが一番笑えた。
うん、それ以外がね…。全編おふざけなんですけど、笑いどころにもキレがないし、くどいし、テンポが悪いのでダレる。他の型月作品のパロディとかもやったりするんですけど、全部作品内でツッコミ入れちゃうんで、ファンの側に「このネタわかるわかる」もさせてくれない。特に終盤。缶蹴り全然おもしろくなくて、これいつ終わるんだろうっていう呆れと、まさかこのパートで終わりなんじゃないかという不安が付きまとう。ルールブレイカーのシーンだけは笑ったけど。
こんな作品で寄り道してないで、プリヤ本編どんどんアニメ化して♡ 本編まだまだ佳境だし、プリヤのシリアス本当に面白いんだから…。
今をときめく型月の映画作品にしてはあまり人が入っていない、なのに入場特典が貰えなかった…。HFのときも全然回収できなかったし、なんだかなあ…。