うーはここで色々かくつもり

しがない学生。二次元が理想過ぎて三次が見れない。作家になる為日々精進。

スピンオフで入門も悪くないかも【Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw(邦題: ワイルド・スピード/スーパーコンボ)・感想】

 暑い夏がやってきた。いや結構前からもう夏だ。

 またも最後の更新から日が空いてしまった。お盆休みはなんやかやで忙しいよネ! 気を抜くと家に籠りがちな陰の者のワタシでも、今夏は結構用事がありました。

 お盆といえば、コミックマーケット96にサークル参加しておりました。

  サークル参加した3日目は猛暑と混雑と例年との差異で一般入場が大変だったようですが、お越し頂いた方には本当に感謝。二度目のサークル参加でしたが、今回も楽しかった!!

 

 さて、当ブログでは毎週金曜に映画鑑賞をして感想を書くことにしているのですが、先々週の金曜日・9日はコミケの1日目でして、一般参加して帰ったらもうクタクタでお休みしてしまいました。

 ということで、今日は先週の分ということで。

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本日の映画。

 『Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw(邦題: ワイルド・スピード/スーパーコンボ)』観ました。IMAX字幕で。

 ワイルド・スピードシリーズといえばカーアクション映画…くらいの知識しかなく、8作も続いてるシリーズなのも原題が『The Fast and The Furious』なのも最近知った、そんな感じでの鑑賞。あ、新作観た後に過去作全部観ましたよ。

 ロンドン、テロ組織を襲撃、鎮圧したMI6が突如現れた男の攻撃を受ける。謎の科学集団「エティオン」の一員である彼、ブリクストンは圧倒的な力で部隊を壊滅させるも、MI6部隊の一人、ハッティ・ショウはテロ組織の積荷、MI6とエティオン両者が狙っていた凶悪な殺人ウイルス「スノーフレーク」を体内に注射して逃亡する。エティオンは高度な情報操作により、ハッティがMI6を裏切ったテロリストと世界中に報じさせた。

 一方、サイファーとの戦いの後DSS捜査官を辞めたルーク・ホブスは娘のサマンサと共に穏やかに暮らしていた。ホブスと犬猿の仲であり、ハッティの兄のデッカード・ショウもまた、ロンドンで優雅な生活を楽しんでいた。その二人に、CIAからハッティ確保の依頼が舞い降りる。

 実質今作で初めてこのシリーズちゃんと観たんですけど、なんか全然印象と違う! ホブスもショウも、悪役のブリクストンも超人じゃないか! とにかくこの3人が滅茶苦茶に強くてヒーロー映画的な感覚で見れた部分もある。と思ってたらサモア人は皆強くて笑った。

 というか物語のスケールもデカい。今回の黒幕「エティオン」が強大過ぎて、これも先入観とは大きく違った。ホントにシリーズ初見なので、エティオンってもしかしてワイルド・スピードシリーズに一貫する敵組織なのかな…? ショウとブリクストンの因縁も過去作で語られてる…?

 観ていた時はこれがメインの主人公・ドミニクの登場しないスピンオフであるという認識が無いものですから、「アレ、思ってたよりカーアクションしないな…」なんて思ってた(勿論ずっと車でアクションしてはいる)んですが、サモアで車連結させてニトロ入れるシーンはシリーズ初見なのに興奮した。それがまさかシリーズ恒例のものとは。

 クライマックスのブリクストンとの決着は、なるほど確かに『スーパーコンボ』なキメだ。

 

 観てみて当然シリーズものの作りだったように感じて、登場人物の経緯やエティオンが何なのか気になったので、過去作も観る。そのキッカケになってる時点で、良く出来た作品だと思う。

 1作目、『The Fast and The Furious』。やっぱりちゃんとカーアクションしてるじゃないか!(当たり前) ここで登場するブライアンとドミニクを中心に、多くの人物が多くの作品に続投しているのが、Wikipediaを見て最初の驚きだった。と同時に、ちゃんと地続きのストーリーなら追い甲斐があるかも…と。

 中盤急にブライアンがおとり捜査官だと判明したり、カーアクション映画であると共にクライム映画としての側面があるのは、新作に系譜が繋がってそう。まだスケールは小さい。

 2作目・『2 Fast 2 Furious』。一見イカツそうなローマンが実は結構陽気で良い。と思ったらシリーズを追うごとにどんどんコメディリリーフ的な色が強くなってて笑った。でも、5作目で再登場した時は嬉しかった。というか、この作品は敵対する組織の悪党もちょこちょこ茶目っ気が見えるのが良い。

 3作目・『The Fast and the Furious: Tokyo Drift』。前2作から舞台が飛んで東京に。え、東京? 主人公も変わり、過去作の登場人物も殆ど登場せず。シリーズの流れにあんまり関係なさそうだな…と思ってたら、ここで初登場したハン・ソウルオーが次作以降も登場したり、ハンの事故死が後の作品でストーリーの流れとして拾われたりで、後々のピックアップに驚いた。時系列も実はかなり後に来るっぽいですけど、最初からタイムラインの予定とか組まれてたんですかね。

 4作目・『Fast & Furious』。ブライアンとドミニクが再会。段々話のスケールが大きくなってきた気がする。クライム映画度も高くなってきたが、まだカーアクション主体。ドミニクを中心とした「ファミリー」が生まれつつあり、なんだがこっちもブライアンやドミニクたちに愛着が生まれてくる。

 5作目『Fast Five』。4作目までの登場したブライアン、ドミニクそれぞれの仲間たちが集結。和気藹々と作戦準備するパートに長めの尺が取られている。なのに計画開始の直前であえなく瓦解…と思ったらそのまま決行した作戦にイレギュラーながらも準備が生きるのが気持ち良い。そしてホブスが初登場。ドウェイン・ジョンソンは髭蓄えてないほうが好きです。

 6作目『Fast & Furious 6』。ドミニクとブライアンらの「ファミリー」の一つの終着点的な映画。愛着持って観てたキャラクターが死んじゃうの悲しい。そしてデッカード・ショウの初登場シーンで驚く。お前、そんなことやってよく主人公格まで登り詰めたな…。

 7作目『Furious 7』。故・ポール・ウォーカーの演じるブライアンが登場する最後の作品。それだけに、数作前から毎回ラストに流れてたドミニクとブライアンの今までを振り帰るようなダイジェストも、今作ではウルっとしながら観てしまう。敵役のデッカード・ショウ、今作ではまだヤバいヤツ。

 8作目『The Fate of the Furious』。ドミニク突然の裏切り、もっと強大な悪役・サイファーに対して、ドミニクファミリーの面々に加えてホブス、ショウが手を組む。過去作でちょっと気になってたエレナの行方が物語のキッカケになってるわけですが、ストーリーの荒々しさと対照的な、そういう残された要素の回収の緻密さがこのシリーズで結構好きな部分。

 そして今作、ホブスとショウが面白い。二人のギラギラした掛け合いは最高だし、ようやくヤバくないショウが観れた。赤ちゃん守って戦うショウの爽快さよ。これはスピンオフ作られますわ。

 

 ということでワイルド・スピードシリーズ、「The Fate of the Furious」シリーズの履修できたんですけど、エティオンもブリクストンも出て来てないじゃないか! マジでホブスとショウと、ホブスの娘とショウのママしか過去作要素が無かったんですね。これココで入門したの正解だったかも…?

 本シリーズ9作目が来年公開らしいですね。そっちで実はサイファーとエティオンが関わってました~とかやるのかな。

 オチがライアン・レイノルズなの草生えた。

 

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にく