明日の地球と筋肉バカ【ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ・感想】
―――火星で発見されたパンドラボックスが引き起こした、『スカイウォールの惨劇』から10年。我が国は「東都」「西都」「北都」の3つに別れ、混沌を極めていた！―――
2017年に放送され、戦争とそれによって発展していく科学、兵器として利用されてしまう「仮面ライダー」を描いた『仮面ライダービルド』。ラブ&ピースの為に命を賭して戦い、明日の地球を取り戻した仮面ライダービルドこと桐生戦兎と仮面ライダークローズこと万丈龍我、その物語の続きがVシネマで描かれる！
ということで今週は「ビルド NEW WORLD 仮面ライダークローズ」の劇場上映を観に行きました。テレビ本編の後日譚をVシネマでやるのがすっかり定番になりましたね。
本編の後を描いた作品という事で、ビルド本編のネタバレについてはあまり考慮しない感じで。観てない人は東映特撮ファンクラブ辺りで観てね♡
パンドラボックスを巡る戦争の全ての元凶、地球外生命体「エボルト」を倒し、戦争が起きていない未来、新世界を「ビルド」した戦兎と万丈は、唯一かつての記憶を持つ者として仮面ライダーの記録を49話のエピソードにして保存しながら、二人平和な日々を送っていた。
その新世界に新たな地球外生命体「キルバス」が出現する。かつての強敵エボルトの兄にして、星狩り族こと「ブラッド族」の王であるキルバスにより地球は再び危機に見舞われる。
そしてキルバスが万丈龍我に襲い掛かったその時、万丈を守ったのは倒されたはずのエボルトだった――。
ここまでが公開前に明かされていた内容ですが、エボルト生きとったんかい！予告ノリノリで草。というか、公式サイトのあらすじ確認したら結構色々開示されてたんですね。
クローズが題の通り、今回は万丈龍我／仮面ライダークローズが主役。といってもビルド本編もライダー側の戦力としては万丈がメインでしたけどね。仮面ライダークローズ、クローズチャージ、クローズマグマ各形態に出番がありました。クローズはどのフォームもカッコ良い。クローズチャージは平ジェネFOREVERでも妙に活躍してたのが記憶に新しい。
そして新フォーム、ビルドのジーニアスフォームに対応する「クローズエボル」が登場。エボル・ブラックホールフォームとクローズの合いの子の様な姿、能力もクローズのドラゴンとエボルのあの力を使っていて、その分戦いで圧していた時間が短かったのが惜しい。
キルバスもビルドドライバーを用いて仮面ライダーキルバスに変身する。ブラッドスタークのコブラ、ナイトローグのコウモリと怪人定番の生物の中で残っていた蜘蛛、スパイダーの力を使う。エボルトの兄だけあってメチャクチャ強い。しかも破滅願望持ちだから手に負えない。エボルトもキルバスを前にしている時はやや及び腰だったのが印象的。
全体的にいつものビルド、ビルド第50話という感じの作品でした。メインの登場人物たちのアドリブも含んでいそうなやりとりはビルドの面白いところそのまま。新世界で戦兎と万丈がどのように生きているかが観られたのは期待通りでした。時系列としては平ジェネFOREVERより後に来るんですかね。この後のストーリーが小説版で語られそう。
以下、含ネタバレ。
……ジーニアスフルボトルってどうなったんでしたっけ？ FOREVERでも使われなかったジーニアスボトルがしれっと出て来て驚いた。変身には使われなかったけど。白いバンドラパネルを所有していたのでそこから作ったのかな？というか、よく考えたらなんでパネル持ってたんだろう。その辺りも小説版で補足されるのかな。
仲間の皆の記憶が戻ったので、むしろこの後の話が気になる。エボルトいるし。
そう、エボルトですよ。結局エボルトやりたい放題じゃないか！ 万丈絡みでまたエボルトの罪業がまた増えたし。万丈に対してちゃっかり後方師匠面してたけど全部エボルトのせいなんだよなあ…。小説版でしっかり決着付けて欲しいところ。でも、万丈がいる限りエボルトは完全に消滅させられなそうなんですよね…。
小説がさらにこの続きだったら、今回出会ったヒロインが万丈の新しい彼女になったりして、万丈を取られた戦兎が拗ねてるみたいな描写がありそう
グリスは脈無しなのでダメみたいですね(諦め)
東映撮影所の向かいにあるTOEI ANIMATION MUSEUMも観ておきました。そういえば工事してた気がする。
今(2019/1/25)の時期はドラゴンボール超 ブロリーの公開記念で過去のブロリー映画のちょっとした展示がありました。もうちょっと色々置いてくれるといいなあ。
