うーはここで色々かくつもり

しがない学生。二次元が理想過ぎて三次が見れない。作家になる為日々精進。

まだ終わらない~鼓膜を揺らせ【ガールズ&パンツァー 最終章 第2話・感想】

 ヒャッホォォウ! 観る映画が多いぜぇぇぇ!!

 ということで立て続けに映画鑑賞感想投稿。今日の映画は続編映画! ですが今回のは既に履修済みなので、過去作の感想は書かない。だけど過去作の視聴前提の作品なので、観よう! ガルパンはいいぞ

 Amazon Primeでも全部観られるし、Netflixでも劇場版までは観られる。かくいうボクも、友人に爆音上映に連れられて劇場版を観た後に本編観たので。

 というか、メチャクチャキャラクター多いし、ファンアート見た感じどのキャラも個性が濃いので25話くらい長くやったアニメなのかと思ってたら、12話しかなくてビックリした初視聴時。OVAや劇場版、色々なメディアミックスがあるとはいえ、ファンの熱も段違いですよねガルパン

 ともあれ、1年以上待ってようやく次の作品が来たので観た。

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 『ガールズ&パンツァー 最終章 第2話』観ました。

 戦車道全国高校生大会優勝校として、そして前生徒会広報・河嶋桃の留年大学進学危機を打破するために、西住みほら大洗女子学園が挑む冬季無限軌道杯。その一回戦の対戦相手・BC自由学園は受験入学した外部生と内部進学であるエスカレーター組の対立から、連携に問題があると見做されていた。しかしこの対立こそがBC自由学園の偽装戦略であり、大洗女子学園は窮地に陥てしまう。

 という、最終章第1話のそのまま続きなので1話観よう。というか劇場公開から1年以上経ってるのもあって既に配信されてるわ。アマプラでも。

 2話冒頭も配信中。

  時間かかった作品だけあってやっぱり作画は凄い、というか細かい。子供がいっぱい出てくるシーンで必要以上に動かしてて、手抜かないなあって。ガルパンは戦車も人も崩すことなく描いてて、キャラ人気が出るのも分かる。

 思わぬ強敵だったBC自由学園に対し、みほは逆転の策を講じる。一方、2回戦の相手は今までも登場していたあの学校知波単学園*1。それが今回(自らに)ロジカルな戦法バラエティ溢れる突撃戦法を用いるなどかなり成長している。単純すぎるww というか、今回の試合2つとも戦術がどこか可愛らしくて笑ってしまった。

 そのストーリーなんですけど、この最終章は全部完成して一気見するときが一番楽しめる気がしてきた。というのも、ストーリーの進み方がテレビ放送や短いスパンでお出しされるアニメのそれで、要は良いところで終わるんですけど、「1時間の尺」で「1年おきという頻度」で観るスタイルにはちょっと合ってないかなと思えて。試合の決し方が今回のようにすぐ一転攻勢する感じなら、次回に持ち越して期待を引っ張る続け方よりも、一試合一話でまとめた方が特に今回第2話はもっと盛り上がった気がする。なまじ面白いだけに。もしかしたら、第3話では2回戦の相手が結構粘るかもしれないけど。何より続きがまた1年後と思うと…。

 まあまだ完結していない章なので、いずれにしても最終話公開後にどうなってるかが全てですけどね。

 というか、劇場作品は今まで全部毎回爆音上映で観てきたので、今回普通の映画館で観るとかなり物足りない…OPのGrand symphonyからもう音響ガンガン来る奴がほしい…。きっと立川シネマシティで2回目観る気がする。

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入場特典もらいました

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島田フミカネ氏が描くBC自由学園の安藤と押田

 刹那とグラハムではない。島田フミカネ絵良いよね…前作の貰えなくて、貰った友人の見せてもらってメチャクチャ羨ましかったの思い出したヨ。

 

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 ということで、早速立川シネマシティで爆音上映にも行ってきました。

 いやあ、やっぱこれだわ!OPのイントロで座席が振動しているのを感じて、「来た!コレコレ!」って。大砲の着弾音で鼓膜が許容範囲ギリギリの具合で揺れる揺れる。ストーリーがどこまで進むのか分かってたのもあって、普通の劇場より1.5倍面白かった!

 ガルパンは爆音で観よう!

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2週目特典はレオポンのポルシェティーガーでした

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 …ともあれ早く続きが観たい。全6話あるんでしょう? こんなに待ってたらワタシおばあちゃんになっちゃいますよ。

 

 この感じだと、3回戦の相手は継続高校ですかね?

*1:一応ネタバレ反転

美と強さ【Padmaavat(邦題: パドマーワト 女神の誕生)・感想】

 毎週金曜日は映画を観るワタシきんぱつびしょうじょですが、今日はX-MEN新作公開日! 早速観たいのですが、X-MENシリーズはあまり追えていない…。でもまあ、20作もあったMCUとは違ってX-MENは半分の10作品しかないので、すぐに追いつくでしょう。全部観てから観ます。

 ところで、日本でもヒットした『バーフバリ』の効果があってか、近所の映画館でもちょくちょくインド映画を上映していたりする。ボクもバーフバリ観て面白かったので、他のインド映画も観てみたりしている。インド映画の特徴として有名な豪奢な歌唱・舞踊シーンに加えて、ヒンドゥーの文化的な描写、そして正しき人の精神的な強さが、観ているこっちまで快活にしてくれて良い。2月には『Bajrangi Bhaijaan』を観ました。 

  X-MENはまだちょっと観られないし今日は何を観ようか…そんなときに、新たなインド映画がもうすぐ公開終了になっていたので、今日はそちらを。

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 『Padmaavat(邦題: パドマーワト 女神の誕生)』観ました。

 インドでは2018年の公開。Bajrangiに比べると最近の作品なんですね。

 13世紀末のアフガニスタンから物語は始まる。ハルジー族のアラーウッディーンは族長の娘に婿入りすることを許され、部族は宴を催した。しかし、その最中でもアラーウッディーンは他の女と密通し、それを咎めに来た族長の側近を密かに刺殺する。王朝の転覆を目論むハルジー族の中で、アラーウッディーンもまた野望に燃えていた。

 一方そのころ、シンガール王国の王女・パドマーワティは森での狩りの途中、誤って一人の男性の肩を弓で射てしまう。この男はメーワール王国の王・ラタン・シン。ラタン・シンと彼を介抱するパドマーワティは恋に落ち、二人は連れ立ってメーワール王国へと帰る。王妃となったパドマーワティの、宝の如き美しさをアラーウッディーンは未だ知らずにいた。

 叙事詩『Padmavat』を原作にした、雰囲気としてはまさにバーフバリのものに近い感じで観られる物語。主人公の王妃パドマーワティを中心に、その美と誇りの強さを描いている。その点では男性英雄譚的なバーフバリとは異なりますね。

 今まで観たインド映画に比べると、あんまり歌わないし踊らない。いや歌って踊るシーンありましたけどね。悪役的に描写されているアラーウッディーンですらウッキウキで踊ってたし。踊る姿もまた、とにかくパドマーワティを華麗に映す。

 作中、パドマーワティはその美の伝聞からアラーウッディーンを執着させ、ハルジー朝の侵略によりメーワール王国を国難に陥れてしまう。一般的な傾国の美女とは異なる経緯、パドマーワティに非は一つもない無常感。その中でもパドマーワティは果敢と危機に立ち向かい、打ち克つことすら敵う。戦いの最後まで、最期の瞬間までパドマーワティは美しく在り続ける。この最期のシーンが物議を醸したらしい(当該シーンについては冒頭に注意喚起がある)が、その善悪はともあれ美しいものは美しいのだから仕方がない。その美貌を、あれだけ欲したアラーウッディーンが一目することもできず終わる、というのもパドマーワティの強さの証明と言うべきか。

 他国との争い・対立が絡むインド映画を数本観て、インドにある(主に宗教的な)その辺りの感覚がなんとなく見えて来たところがある。と思いつつ、この作品について調べてたんですけど、やはり描写についてひと悶着あった映画なんですね、ヒンドゥーからもイスラームからも。作品冒頭には、作品の描写が実際の史実とは異なること、そして宗教的なものを主張するものではないことを喚起する注意書きが流れました。地続きで隣り合う他文化、他宗教に対しての不安や、それに呼応して起こる相手からの反発、そういったものは日本では真に迫ったものとしては感じにくいので、物語という形で知れるのは貴重な機会であるし、誤って解することの無いようにより沢山触れていかなければなりませんね。

 凄いお金の掛かった映画で、実はインドではバーフバリ以上に売れている映画らしいので、あと残りわずかな上映期間の間に観ておくのも悪くない。パドマーワティ役のディーピカー・パードゥコーン、凄い美人だし。なんかAmazon Prime Videoがお金出してるみたいなので、そのうち配信されるかもしれませんね。アマプラといえばバーフバリのアニメ、面白いんかな?

 

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プリズマファンタズム観るためだけに外出した事実がアレでスイーツを食べた昨日

プリズマ☆ワカメ【Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム・感想】

 最近は主にFate/Grand Orderでイケイケドンドンな型月ことTYPE-MOONFGOのほうは先日ようやくメインシナリオの続きが実装されましたが、FGO以外にもHeaven's Feel映画化やロード・エルメロイⅡ世の事件簿のアニメ化など、気付けば色々な作品が現在進行系だったりする。

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インド異聞帯面白かった

 ということで今日はそのシリーズの一つ、プリズマ☆イリヤから。というか何だこの企画は。 

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 『Fate/kaleid liner Prisma☆Illya プリズマ☆ファンタズム』観ました。

 タイトルを見て分かる通り、かつて型月10周年で発表されたお祭り作品「Carnival Fantasm」をプリヤ単体でやってやろうというOVA作品。の劇場上映。カーニバル・ファンタズムは凄い気合入ってましたからね~。作品間でのクロスオーバーというのも、エイプリルフール企画以外だとこの辺りから壁が薄くなった気がする。いやそれ以前から無いことはなかったけど。

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Carnival Fantasmの原作・TAKE MOON

 八極拳を操る聖堂教会の神父で激辛麻婆ラーメンしか出さない普通のラーメン屋の店主・言峰綺礼のもとに、一本の電話がかかる。それは開宴の合図であった。ラーメン屋は全ての次元に門戸を開き、何でもありの祭りが始まる。

 いや、これあらすじ要る?

 型月お馴染みの悪ノリ作品。良くも悪くも同人サークル気質なのが型月のギャグ作品の特徴ですが、これもFGOのイベントシナリオで頻繁に見られるようになった現状でどうお出ししてくるか。

 プリヤのカニファンということで、こちらも複数の小パート、コーナーで構成。色んなキャラに麻婆ラーメン食わせたり、缶蹴りやったり…。中でも、雪下の誓いで登場したアサシン慎二(桜の兄)を真人間に更生させるというパートが連続してある。プリヤキャラ総出演ということで、こんないっぱいキャラいたんだなあ…。

 プリヤは型月における第二魔法「平行世界の運営」に大きく関わる作品のため、なんでもあり空間もその辺で説明付け。そういえばカニファンもメインの舞台・アーネンエルベが第二魔法の術者・宝石翁と関わりあったっけ。

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雪下の誓いも当時観に行きました

 というか、ずっと慎二のことイジってて草。カニファンではランサーイジリが凄かったけど、こっちでは慎二、いやカニファンでも割と慎二痛い目に遭ってたな。HFの影響か桜だけメチャクチャサービスカットがあるし、とにかく慎二をボコボコにする。雪下の誓いで少し話題になったあの台詞「射精の百倍気持ちよかったぜ!」もとにかくネタにする。正直慎二のパートが一番笑えた。

 うん、それ以外がね…。全編おふざけなんですけど、笑いどころにもキレがないし、くどいし、テンポが悪いのでダレる。他の型月作品のパロディとかもやったりするんですけど、全部作品内でツッコミ入れちゃうんで、ファンの側に「このネタわかるわかる」もさせてくれない。特に終盤。缶蹴り全然おもしろくなくて、これいつ終わるんだろうっていう呆れと、まさかこのパートで終わりなんじゃないかという不安が付きまとう。ルールブレイカーのシーンだけは笑ったけど。

 こんな作品で寄り道してないで、プリヤ本編どんどんアニメ化して♡ 本編まだまだ佳境だし、プリヤのシリアス本当に面白いんだから…。

 今をときめく型月の映画作品にしてはあまり人が入っていない、なのに入場特典が貰えなかった…。HFのときも全然回収できなかったし、なんだかなあ…。

 

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LB No.4、最近来てくれたラーマきゅん大活躍で楽しかった

皆さんここを見て【Men in Black: International・感想】

  映画の季節だ!!!

 夏が近付くにつれて大作映画が次々公開されていくわけですが、中でも先週からシリーズ化されている作品の新作がどんどん来る。ということで1週目第一弾に乗るために、まず予習の時間。

 『Men in Black』シリーズ観ました。アメコミ原作のSFアクション映画シリーズ。

 とりあえず1作目のあらすじをば。

 NY市警察の刑事ジェームズ・エドワーズは事件の犯人である奇妙な人物と遭遇する。謎の拳銃、縦に閉じる目蓋など、言動も相俟って奇怪な人物であったが、ジェームズが追い詰めた末に自殺してしまう。誰もが信じない謎に困惑するジェームズに黒服の男が接触する。男はジェームズにニューラライザーの光を浴びせて謎の犯人の記憶を消すと同時に、宇宙人絡みの事件を処理する自らの組織「MIB」へとスカウトした。テストをパスしたジェームズはMIBに迎えられ、ジェームズとしての過去を消したエージェント・Jとなる。自らをスカウトしたエージェント・Kとともに、エイリアン・バグの起こす事件に迫る。

 言わずとしれた有名なSF映画ですが、3作もあるのは知らなかった。実は初めてちゃんと鑑賞したのですが、ジョークやコミカルな表現が飛び交う全体的に軽い雰囲気の作品で、笑いながら観られた。宇宙人が題材なのである程度グロテスクな描写はありますが、その辺りは1作目がピークだった感。個性的な風貌で知られる有名人がちょくちょく宇宙人として登場するのも時代がわかる。2なんかガッツリマイケル・ジャクソン映るし。

 1作目でJとKの出会い、2作目で再会、3作目で関係性の更なる描写とバディものとしても面白い。ぶっきらぼうだけど実はJを認めているK、良いよね。3で明かされる過去の真実とか好き。Jが結構素直にKを信頼しているのも作品を追うごとに深く分かって良い。

 THE・娯楽作品という作風もあって、立て続けに一気に観られました。おかげで新作観に行く直前に予習できた。その新作がそこまで予習必要だったかというと、まあ正直要らなかったけど…。

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 ということで、『Men in Black: International』観ました。

 今作は『Thor』や『Avengers』シリーズお馴染みのテッサ・トンプソンクリス・ヘムズワースがメインキャスト。割とこれも今回ちゃんと観ようと思った理由の一つだったり。予告の字幕にソーのパロディがあったりして笑う。

 1996年、謎の生物に騒ぎとなったとある家庭に黒服の男たちが訪問する。男たちーーMIBのエージェントは夫婦と話をした後、ニューラライザーの光を当ててその場から去っていく。この様子を夫婦の娘・モリー・ライトは二階から眺め、青毛の宇宙人を逃した。

 現代、成長したモリーはあの謎の組織に近付いて宇宙の真実を知るために手を尽くしていた。宇宙から地球に近付く物体を観測すると、これを回収したMIBのエージェントを追跡して、遂にMIB本部に潜入するに至る。そしてMIBにより拘束されてしまうが、本部を突き止めた力量と熱意をエージェントOに買われ、エージェントMとしてMIBの一員になることを認められる。見習いとしてロンドン支部で働くよう命じられたMは、脅威的な異星人ハイヴの撃破などの功績で名を挙げたエージェントHと組むこととなる。

 メインの登場人物がJ、KからM、Hに、登場人物も一新されて、過去作から登場するのはエージェントOと枝みたいな宇宙人、パグのフランク…がいたらしいんだがフランクを観た記憶がない。ニューラライザーで記憶を消された? 口コミ見た感じ出てたっぽいけど。ともあれ、登場人物も舞台もガラッと変わっていたので、今までのMIB感は薄かった印象。この作品から観ても問題なかったですね。

 タイトルの通り、NYを飛び越えてワールドワイドなMIBに。イギリス支部を拠点に、フランスやモロッコ、イタリアと舞台と転々とする。宇宙人が主題の作品で今までNY、広くてもアメリカ国内に物語が収まっていたのはむしろ意外。3でタイムトラベルまでしたのに。

 ストーリーはモリー、エージェントMの物語を一から描くもの。予告にもある通り、MIBの中の裏切り者を探りつつ、宇宙人と退治しつつ。結構テキトーなHとは反対に、Mがかなり優秀。宇宙人は過去作に比べると小奇麗になってて、今思うとああ地球に適応してきたのかなとか考える。女性宇宙人が個人的に皆ツボだった。Hもそりゃ抱きますわ。

 最新作だけあって、アクションやアイテムのギミックなんかの演出はシリーズで一番良かった。技術の進歩。でも、シリーズの象徴的なアイテムが物語一番のキーになってる。

 新しい作品としてスピンオフ的にまとめてきた感じの映画でした。今までのものの続編を期待して観ると少し期待外れかも。やっぱりJやKの姿も観たかったなー!! これが売れて次があったら、組織の偉い人になって出てきたりすると嬉しい。2のJとKのように、MとHも更にバディとして輝けるといいなあ…。

 

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ガンパレード・マーチ、そのうちやりたい