うーはここで色々かくつもり

しがない学生。二次元が理想過ぎて三次が見れない。作家になる為日々精進。

「逆襲のミュウツー」って言いたくなる【ミュウツーの逆襲 EVOLUTION・感想】

 もう7月ですね。だというのに、連日悪天候でしんどい。梅雨って7月だっけ? 雨が降ってると、低気圧で頭痛がしてくるのが大変おつらい毎日であります。

 そんな雨の日でも、ポケモントレーナーたるワタシはお外でポケモンを探し続ける。詳しくは月末にまとめてプレイ日記を書くことにしていますが、最近はレイドバトルでミュウツーが捕まえられるという事で、初期のEXレイドをやっていないワタシは是非とも欲しい。別形態のアーマードミュウツーだけども。

f:id:you101611:20190715021019p:plain

アーマードミュウツー

 ということで、このアーマードミュウツーが登場するあの映画を早速観てきました。

f:id:you101611:20190715021339p:plain

 『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』観ました。

 ポケモン映画22作目にして、世界的に有名な1作目『ミュウツーの逆襲』を3DCGでリメイクした作品。というか、やっぱり7月は夏じゃないか!!

 初日・金曜夜の回に行ったのですが、子連れの客でいっぱいでちょっと驚いた。平日なんて普段大人ばかりなので。同日にトイストーリーが公開だったのも合わさって、映画館が子供でごった返してた。ちょうど3連休前だったのもあるか。ぼくには連休ないけど。

幻のポケモン・ミュウ、その睫毛の化石からある一匹のポケモンが人工的に生み出された。彼の名前はミュウツー。最強のポケモンとして創り出されたミュウツーは、真っ当なポケモンとはいえないその命の意味に苦悩する。さらにポケモンを所有物として扱うロケット団と関わったことで、人間を敵視し、自らを生み出した人間への「逆襲」を決意する。

 言わずと知れた名作のリメイク。旧作を観たのが大分昔だったので正直細部まで覚えておらず、これを機に旧作も観たのですが、ストーリーについて手を加えることなくほぼそのままリメイクされてて、逆にビックリした。こういうのって結構変えてくること多いじゃないですか。

 旧作の方は完全版を観ましたが、元になってるのは劇場公開版か。なのでアイツーの件はない。あとはポケモンの使う技なんかが後のシリーズから登場した技になってるくらいかな違いは。

 ホントにそのまんまリメイクしてるので、ストーリーについて特にあれやこれや語ることもないんですけど、やっぱミュウツーの逆襲面白いですね。ニューアイランドに来たポケモンのコピーポケモンがズラッと登場して以降、物語の雰囲気がガラッと変わって、ポケモン(とコピーポケモン)が可愛いキャラクターから、ケモノのような機械のようなそういうものに見えてくる異質さは本当に独特。そこからのあの有名なラストは、誰もが知ってる展開なのに涙腺が緩む。

  3DCGは名探偵ピカチュウの後だしまあまあだなあ、なんて思ってたんですけど、これも旧作の作画観たら結構そのまま再現してた。初代の人間の目あんなに細かったっけ。観てたら気にならなくなってくる感じなのでまあ。綺麗なお姉さんに擦り寄るタケシ久々に観て笑ったし、3Dになると動きが一層気持ち悪くて草。

 あと、旧作との違いで言えばアーマードミュウツーがカッコよかった。凄くゴッツくなってて。なんか強そうだけど、拘束具としてもガッチリ締め付けてる感がメカメカしくて、映画の良い掴みになってた気がする。

 主題歌の「風といっしょに」が名曲すぎてヤバイ、ってこれも旧作と同様か。映画観てから頭から離れない。

 『ミュウツーの逆襲』を観た人も観てない人もきっと心に残る映画だったなと思います。『君に決めた』から最近ずっとポケモン映画イイ感じで良いですね。ストーリーが「いつもの」展開じゃないのが大変よろしい。ゲーム新作後の来年も頑張れ。ポケモン配布もあるといいね!

f:id:you101611:20190715024954p:plain

入場特典のポケモンカードとガオーレ

 劇場配信のポケモンが無いの、なんか落ち着かないですね。ソフト全部持ったっけ⁉って心配がない。ピカブイ持ってないけど。

f:id:you101611:20190715025752p:plain


 ついでに観た。BWアニメはあんまり観てないけど。『神速のゲノセクト』も観るべきですかね。

 

 

 

 

 次回作の告知がアニメ「サン・ムーン」の作画だった気がしますけど、結局アローラ舞台の映画はやらんのかあな?

多くを語らない【海獣の子供・感想】

f:id:you101611:20190707152032p:plain

COM DIA

 ふと気まぐれでベトナム料理屋に入った。その日まで普段歩く街にベトナム料理屋があったことも知らなかった。ソースの量を自分で調節できるのもあって、結構イケた。パクチーはどうしても食べられないんですが、本場でも香り付けのためだけで食べないらしいので…。

 

 映画を観る人。色々やらないといけないことあるし、映画観てる場合では無いのでは?とか思いつつも、気付けば映画館に足を運んでいる。ということで今週の映画。

f:id:you101611:20190707151109p:plain

 『海獣の子供』観ました。

  夏休みが始まった。中学生の少女・安海琉花は夏の始まりに胸を躍らせるも、部活の最中にチームメイトと衝突した挙句怪我を負わせてしまう。素直に謝ることが出来なかった琉花は、部に居場所を失う。一人となった琉花は、幼い頃の両親との思い出が胸中によぎり、水族館へと赴く。そこで、海の中で育った少年・海と出会う。

 前情報として確認していたのが劇場で流れる予告だけだったので、冒頭10分くらい琉花が「海獣の子供」だとばかり思ってた。でも、全ての母たる海というこの作品の語り口からすると、琉花も誰も皆「海の子供」なので間違っちゃいない、というかそういう話か。

 海でジュゴンに育てられた少年・海と空。この二人に連れられて、琉花は海の「祭り」に導かれていく。同時に、我々観客も海洋の物語へと誘われるのか…と思っていたら、話は広がって哲学的な宇宙論へ。母たる海を舞台に、命や宇宙の誕生をダイナミックに描く。

 琉花、海、空、少年少女の関わり合いの果てに、産み親たる海の姿が描かれるのであるが、その裏で大人の間でも色々と出来事が動いていたりする。この辺りは殆ど説明をせず、わずかな会話や描写だけで表現している。

 線の太い特徴的な作画、これは原作通りなのかな。あ、原作の漫画をKindleで試し読みしました。その特徴的な作画も相まって海中の描写は水の流れが力強く描かれている。というか、主役の声が芦田愛菜なのにエンドクレジットで気付いた。凄い。今をときめくアーティスト・米津玄師(個人的にハチの時の曲は割と聴いてた)による主題歌『海の幽霊』は劇中の山場で流れるのかと思ってたら、そんなことはなく。でも、エンドロールのあとに一幕あるので帰っちゃダメですよ。

 もう少し夏も深い時期に観たい映画でした。漠然と観ていると置いてかれちゃうので、考えながら、感じながら観るべし。

 

f:id:you101611:20190707165637p:plain

風都探偵6巻、ビギンズナイトの掘り下げはたまらないですね。

来い。【Pokémon GO 6月イベント・プレイ日記】

 スパイダーマン新作、公開初日の初回深夜の回で観てきました! やっぱMCUは楽しい! それでは感想…といきたいんですけど、ネタバレとか考えるとIMAX3Dでもう一回観てから書きたい、そんな映画。

f:id:you101611:20190630223201p:plain

 6月ももう終わる! ということで日記がてらに6月のPokémon GOについて書いていく。

 先月の。

 先月から6月の初めまで継続のねむるカビゴン出現。出現時に眠っているだけでなく、期間限定のレガシー技として「あくび」を覚えていたり(GOでは全く意味のない技ではあるが)。せっかく沢山捕まえられるので、交換でキラポケモンにしたいところでしたが。

f:id:you101611:20190630223832p:plain

キラ出ました

 ジム防衛になかなか使えるカビゴン。通常技を変更して、今回集まったアメを投入。キラでなくても、高CPの個体はジムに置けそう。

 レイドバトルLv.5にクレセリアが登場。この前のユクシーと同じくエスパータイプの伝説のポケモン。つまりギラティナのカモ。色違いが実装ということで毎日トライ!

f:id:you101611:20190630225558p:plain

たぶんこれがいちばんつよかった

 結構捕まえた気がするんですけど、クレセリアは耐久寄りのポケモンなんですよね…。伝説のポケモンをジム防衛に使えないGOで、果たして出番があるかどうか。可愛いから充分?わかる。

f:id:you101611:20190630230019p:plain

色違い出ました

f:id:you101611:20190630230055p:plain

キラも出た

 6月のコミュニティデイはナマケロナマケロの進化系・ケッキングは、原作もGOも行動回数に制限があるのと引き換えに高種族値を誇るポケモン。今回のレガシー技はタイプ一致の「のしかかり」…ですが、ケッキングもジム防衛で光るポケモン。やはりかくとうタイプに弱点を取れる「じゃれつく」がほしいところ。

f:id:you101611:20190630224826p:plain

特にトラブルもなく集められました

 イベント期間中には1匹だけケッキングに進化させて、のしかかり個体を確保。その後じゃれつくを覚えたケッキングも用意しました。

f:id:you101611:20190630225138p:plain

後日色違いのナマケロがキラった。

 レイドバトルLv.5がクレセリアからカイオーガに変更。カイオーガは水タイプの中でもかなり強力なポケモン、しかもまだ持っていなかったので是非とも集めたい。それと色違いも出る。

f:id:you101611:20190630230246p:plain

捕まえはした

 ただ、ちょうどこのころ携帯をトイレに落として修理に出してたりしたので、あんまりポケGO、というかスマホゲーやってなかったんですよね…。あんましトライできなかったので、色違いもなし。一緒にやった友人が出してたから、実装はされてたらしい。

 レイドバトルLv.5がグラードンに変更、いやカイオーガ短すぎるぅ…。ともあれ、前日までに集めたカイオーガを中心戦力に挑みたい。ソーラービームが怖いけど。ジュカインも使う。色違い出るみたいヨ。

f:id:you101611:20190630230802p:plain

だいもんじいらない。ソラビもいらない。

 グラードンレイドの開始が28日だったのですが、この日にどうしても1体捕まえておきたかった。だから雷雨の中捕まえに行った。なぜなら…。

 3時間限りでレイドバトルLv.5にライコウが登場。期間中はレイドパス5枚が配布。少し前にあったグローバルチャレンジの達成報酬だったんですね。ちょうどスマホ修理に出してたときなので(ry 色違いも出る、というか色違い目当てのイベントみたいなところあった。じめんタイプのグラードンで攻めろ!

f:id:you101611:20190630231300p:plain

いざという時のために貯めてたプレミアムレイドパスも全力投入。

 いや色違い出なかったんですけどー!! 友人と3人でレイド回ったんですけど、3人で3体出たんですよ。でもボクに1体も出ず。おかしい。そういえば先月のラプラスも出なかったですね…。

f:id:you101611:20190630231700p:plain

キラライコウにはできました。どっちがレアなんだ…?

 例の如く、時差の関係上他国でイベントが開催されている間はレイドパス5枚貰えてたので、翌日友人とグラードンやりに行きました。というか今日か。

 Pokémon GO3周年でアローラの姿のポケモンに色違いが実装されていたり、EXレイドにデオキシス・スピードフォルムが実装されたり、7月のコミュデイにミズゴロウが控えていたり、来月もポケGO出来そう。既にキラミズゴロウも集まってたりする。

f:id:you101611:20190630232921p:plain

イベント期間中にキラが出ないという事態に備えて

 というかイベントと言えばあれですよ、横浜Fes。当選メールが来ないね、おかしいね。

 

f:id:you101611:20190630232458p:plain

キラポケモンじゃないと勿体なくてシンオウのいし使えない…

f:id:you101611:20190630232621p:plain

念願のキラハピナス作れました!

 カビゴンハピナス、ケッキング、メルメタルとジム防衛用のポケモンはキラで育てられてる。いい調子だ。

んで、今どこの時系列の話?【Dark Phoenix(邦題: X-MEN: ダーク・フェニックス)・感想】

 コンスタントに映画館行く習慣づけとして、よく行く映画館何個かの会員になっているワタシ。6本見ると1本タダとか、毎週決まった曜日が割安で映画が観れたりと、年会費のモトもすぐに取れるしチケットも前もって予約しやすいのでおトク。

 そんな感じで日々映画鑑賞をエンジョイしているわけですが、先日近所の映画館で金土日曜日と連続で会員1000円となるキャンペーンが急遽始まっていることに気付く。これは映画を観るしかない、ということで今日も予習から。

 

 今日の映画シリーズは『X-MEN』!

 X-MENといえば、Spider-ManやAvengersと同じくMARVELが作り出したスーパーヒーローシリーズの一つ。突然変異により特殊能力を獲得した新人類・ミュータント。能力を悪用するミュータントや、ミュータントを差別・排斥する人間たちと対峙するミュータントヒーローチーム・X-MENの活躍を描く。先述の通り差別されるマイノリティとしてのヒーローという姿が特徴的。

 20世紀FOXにより実写映画化。シリーズ化し10作品が制作されている。MCUが出てくるよりちょっと前は、アメコミ映画といえばスパイディとX-MENだった気がするのだが。

 X-MENシリーズに関してはなんとなくくらいしか観た記憶が無かったので、MCUも一段落したしこっちもそろそろ観ないとなと思っておりました。あ、でもDeadpoolは2作とも観たか。

 1作目『X-MEN』。

 200X年、米国議会の議題に上がっていた「ミュータント登録法案」により、ミュータントへの差別はますます激化しつつあった。

 ミュータントとなってしまったことで家を出た少女・ローグは、超人的な治癒能力とアダマンチウム合金の骨格を持つミュータント・ウルヴァリン/ローガンと出会う。行動を共にする二人を突如襲撃するミュータント・セイバートゥース。そこで二人の窮地を救ったのは「X-MEN」のサイクロップス/スコット・サマーズとストーム/オロロ・マンローであった。

 ウルヴァリンを主人公とした物語で、プロフェッサーX/チャールズ・エグゼビア率いる「X-MEN」とマグニートー/エリック・レーンシャー率いるヴィランチーム「ブラザーフッド」の対立の他に、人間たちによるミュータントへの差別も色濃く描かれる。というかミュータント差別のほうがテーマとしてはメインか。その辺りは2作目『X2(邦題: X-MEN2)』も同様。

 全体的にシリアスなストーリーが特徴のシリーズではあるのだが、中でもこの2作は暗い。人間はガンガン差別しまくるし、ミュータントも目には目をとばかりに過激。アクションシーンもやはり最近のものと比べると地味めという印象だった。ヒーロー映画としては、あくまで主人公ウルヴァリンの活躍とチャールズ対エリックの関係性がメインだったように見える。

 そして3作目『X-MEN: The Last Stand(邦題: 〜ファイナル ディシジョン)』。

 前作で示唆されていたジーン・グレイのフェニックスへの覚醒と暴走を描く。と同時にミュータント差別問題も健在。新たに開発されたミュータント能力を消失させる薬「cure」を巡って、ブラザーフッドは遂にミュータントにまで攻撃する。

 2作目までと同じく主人公はウルヴァリンで、ジーンが物語のメインでありながら恋人のスコットは最序盤で死亡。今までと比べてミュータント能力を使った戦闘描写はバリエーションが増えたが、その扱いには若干の難ありか。Deadpool2の方を先に観ていたので、ジャガーノートがホントに雑に処理されてて草。「そうは見えんが」じゃないぞ。

 ここまでで初期三部作となる。繰り返し描かれるミュータント差別の描写には人類の救いの無さを痛感させられる。

 過去に遡る『X-MEN: First Class(邦題: 〜ファースト・ジェネレーション)』ではキャストを一新。キャストとともに雰囲気もフレッシュになり、チャールズとエリックを完全にメインに置いたことでかなり観やすい映画に。ウルヴァリンは一瞬しか出ない。ミュータント同士で初めて作られる出会いと関わり合い、ミュータント間での思想の分断など、今まで前提としてありながらも描かれていなかった人間描写は印象的。ミュータント能力を活かした役割分担・協力した戦闘シーンも描かれ始め、初めて「ヒーローチームっぽい」ものが見れた気がする。

 『X-MEN: Days of Future Past(邦題: 〜フューチャー&パスト)』はAmazonPrimeで追加カットのある『The Rogue Cut』版を観ました。

 前作でキャストが一新されたと思ったら、今作では新旧キャストが一挙に登場。旧キャストの登場する2023年、ミュータント迫害が進みすぎた結果絶望的な未来を迎え、この未来を変えるためウルヴァリンを過去に送る。その過去パートで新キャストの面々が登場する。おお、キャストが二枠発生しているのをこう処理するのか!と膝を打つ。

 旧キャストのパートでは、従来通りの暗い作調が健在。というか世紀末感極まる。でもまあ、あんなに人間とミュータントの対立が酷い世界ならああなるわなあ…。対する過去パートでは、ローガンがタイムトラベルもののお約束に沿いながらチャールズ、エリックと接触していく。タイムトラベルで過去作を総括し、歴史を良い方向に変えてしまおうというストーリーは今までの作品を観ていたらそりゃ面白いに決まっている。

 そして、何より印象的なのが「クイックシルバー」の登場。MCUでも『Age of Ultron』で登場したキャラクターですが、別の俳優、別の設定で登場。というかワンダとともに本来はミュータントですからね。このクイックシルバーが過去パートでひょこっと登場。超高速移動できる能力を持て余したちょっと悪ガキな感じ…と思ってたら。

 活躍シーンが滅茶苦茶面白い! 『Time in a bottle』をバックに、まるで時間が止まったような空間で一人だけ高速で動き回る。そして子供っぽい悪戯めいたノリでピンチを解決してしまう。このシリーズ今までこんなに愉快なシーン無かっただけに、一気に上がる。初登場作品で死ぬことも無かったX-MENクイックシルバー、今後の活躍に期待。

 歴史改変後の世界を描く『X-MEN: Apocalypse』。キャストはFirst Classからの新キャスト。噂には聞いてたけど、ホントに時系列ややこしくて笑う。急にストームが新キャストで出て来たのでストームだと気付かなかった。サイロックがエロイ。

 今回のヴィランは太古のミュータント、アポカリプス。歴史が変わっただけあって、人間対ミュータントという構図は薄くなる。ヒーロー活動をするミュータントが人々に認識されたのもあり、人とミュータントの軋轢という何作もやってきながらも解決の芽が見えない問題から、ようやく一歩出られた作品。ここまでぶっ続けで観ていたので、趣の異なる作品はありがたかった。

 そしてこの作品でもクイックシルバー! 前作では少しばかりの活躍(それでもインパクトは作品一)だったのが、こっちでは全編通して物語に関わる。ホントに観てるのが楽しいキャラクター。観終わってすぐに、ダークフェニックスでも活躍してくれるといいな!ってなる。他のミュータントたちも能力の描写が派手に、そして自然になってきてて、ヒーロー映画として楽しめた。

 新キャストのジーン・グレイが真の能力の一端、フェニックスを暗示させるそれを発揮して終幕。新作に繋がってそうなストーリーだった繋がってた。ローガンいないのでスコットの立ち位置は今のところ安泰だが、新キャストのサイクロップスくんもなんか頼りないぞ…?

 

 ということでX-MEN履修しました。ウルヴァリンシリーズはおいおい観ていこうかなと。それじゃあ早速映画館へ!

f:id:you101611:20190627010114p:plain

 『Dark Phoenix(邦題: X-MEN: ダーク・フェニックス)』観ました。ちなみに2D字幕とIMAX字幕で二回観た。

 父母とともに自動車に乗る少女。少女は能力を暴走させ、自動車は事故に遭い大破、少女の両親は亡くなってしまう。少女―ジーンのもとにチャールズ・エグゼビアと名乗る男が訪れる。チャールズはジーンの力について説き、ジーンを受け容れると語る。

 数十年後、宇宙に向けて発射したスペースシャトルに原因不明のトラブルが発生する。乗組員を救助するため、チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーXはハンク・マッコイ/ビーストやレイヴン・ダークホルム/ミスティークらX-MENを出動させる。宇宙での任務でありながらも、スコット・サマーズ/サイクロップスやカート・ワグナー/ナイトクローラーなど各々の能力で協力して、乗組員全員を救出したかに思われた。しかし、船長が未だエアロックに取り残されていることが判明する。船長を救うため、ジーン・グレイはシャトルの中でサイコキネシスを駆使していると、シャトルに不調をきたしていた謎のエネルギーがジーンを包む。

  一日ずっとX-MENシリーズ観てて、頭の中X-MENでいっぱいにした状態で観た感想だということに留意して頂いたところで。

 クイックシルバー全然活躍しないやん!! わかる、わかるよ能力は強すぎる(ように今まで描いてしまった)し能力使ってるシーンが楽しすぎて他のキャラ食っちゃうし。でも、折角X-MEN入りしたんだから観たかったなー! 一応出てくるしちゃんと活躍はありますけどね。

 フェニックスを題材にした映画化は二度目ということで、どういう感じにしてくるんだろうという部分がありましたが、The last standとは見事に違う話で「もう観た」感はない。ローガンいないしね。だからスコットにちゃんと出番がある! そしてジーンのことになるとやらかすチャールズ。まあ今回は結構しっかり仲間から非難されて凹んでたんで良いんじゃないですかね。それでちゃんと前線に出てくるし。

 事前に原作のダークフェニックスの話を調べてから観たのもあって、新たに登場したディバリ人やその一人ヴークもすっと入ってきた。ダークフェニックスが力を制御できずにディバリの星を破壊した、という原作の流れを、ディバリを破壊したエネルギーがフェニックスフォースでこれをジーンが吸い取ってしまうという今作の冒頭に入れ替えてみたりと、そういう試行錯誤が見える。

 今回の敵がそのディバリ人、不気味で結構悪い宇宙人で、いつもと違い人間やミュータントじゃないわけで、躊躇なく戦えるからか皆しっかり活躍していたのが良い。ビーストなんかホントにビーストらしい暴れっぷり。マグニートーは今回バリエーション豊かな能力の使い方を見せていて、その時のジェスチャーがキレッキレで真似したくなる。空中に銃並べて一斉掃射とかみんな好きでしょぼくも好き。ストームも今回強い。ナイトクローラー覚悟完了するときの表情ホントに好きなのだ。電車で戦うシーンホント何度でも観れる。

 今回特に協力するシーンが多いの良いですよね、プロフェッサーXも含めて。

 X-MEN一気見してから観て思ったのが、メッチャ優しい世界になったな…って。ミュータントへの差別がやっと和らいできて、人命救助に向かうX-MENを世界中で見守るシーンまである。ジーンがやらかしてもなお、「ミュータントの一時的な拘束」が提案されるくらい…くらいと言っていいかわかんないですけど、一昔前だったらまたすぐ軍が殺しに来てたまである。

 X-MEN楽しい!って状態で観たのもあって、かなり楽しめた。そうしたら今作のIMAXが2Dなことに気付いて、空いた時間にIMAXで観た。

f:id:you101611:20190627020124p:plain

最近映画のリピートが多いですわ

 2回目なので(日にち開けたのもあって)結構冷静に観たんですけど、この映画単体で観ると割と普通…?ディバリ人の件とか全然説明ないのでこの映画だけだと(というか映画シリーズ追ってても)唐突でわけわかんなくなりそうだし。ただでさえ時系列ややこしいんだからさあ!

 でも、戦闘シーンは面白かったのでいいや! IMAXだとやっぱり迫力増してたし。電車のシーンだけで元取れるぞ。作中ほとんどで流れてる今作のメインテーマ?も作品の雰囲気の流れを保っている。

f:id:you101611:20190627020836p:plain

IMAXの入場特典でもらいました

 今回は最後のX-MENということでいいタイミングにX-MEN履修できました。FOXがディズニーに買収されたことでMCU入りする可能性が濃厚とされていますが、とても楽しみ。今のシリーズの良さを保ったまま、MARVEL STUDIOSのエンタメ的な緻密さを取り込めるとイイですね。

 今これ書いてる段階で、更にウルヴァリン2作目まで観ました。LOGANまで観たら感想書くかも。

f:id:you101611:20190627021508p:plain

ウェイド出てくるたびに、Deadpoolでのオマージュ思い出して笑っちゃうからダメ

 というか明日はいよいよ『Spider-Man: Far From Home』公開日! 日本が最速と言う事で金曜0時の回の席を取ったので、映画館にぶち込まれる楽しみにしておいてください!いいですね!