うーはここで色々かくつもり

しがない学生。二次元が理想過ぎて三次が見れない。作家になる為日々精進。

Dear Friend【Green Book・感想】

 弥生が始まってしまった。この自由な時間もあと一か月しかない。このペースではやりたいことがやりきれないんですけど…。

 これから旅行に行く(前の記事)のですが、映画を観ることを習慣としすぎて旅行に出る直前に映画を観るきんぱつびしょうじょ。IMAX先行公開のスパイダーバースと迷いましたが、今日はずっと気になってたこの映画。

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  「Green Book」観ました。実在の人物、Tony LipとDon Shirleyが主人公の事実を基にした映画。タイトルの「Green Book」はアメリカの人種隔離政策時における黒人の旅行ガイドの通称で、作中にも登場します。

 数か月前から予告をちょくちょく観ていたのですが、音楽系っぽい映画に見えたのもあって観たくなってました。

 まだ黒人差別が色濃かった時代。ナイトクラブで用心棒として働いていたトニー・リップは、クラブ休業中の働き口として「ドクター・シャーリー」のドライバーの役職を紹介される。面接場所として指示されたのはカーネギーホール。そこで待っていたドクター・シャーリーはピアニスト、そして黒人だった。シャーリーは演奏ツアーを黒人差別がより強いディープサウスで行うと言う。依頼とは、そのツアーでのシャーリーのドライバーをすることであった。黒人相手の仕事と知って前向きでは無かったトニーであったが、報酬が良かったために渋々受ける。しかし、1カ所目のステージでシャーリーの演奏を聴いた時、トニーは感銘を受ける。

 人種、生まれ、暮らし、共に全く違う二人はその齟齬に衝突しながらも、互いの豪放さ、生真面目さに感化されて次第に友情が芽生え始める。

 それぞれの街、それぞれの宿、それぞれのステージに到着するたびにトラブルが置き、その時々によってトニー、シャーリーの性格や価値観が露わになっていく。ツアーが進むにつれて、それぞれの気質故のアクシデントに際して互いにフォローしあうようになる。特に黒人故に艱難に苛まれることの多いシャーリーをトニーが段々と気遣う様になっていくのが心温まる。

 予告を見た時の想像と反してそこまで音楽要素のない映画ではありましたが、ちょくちょくジョークも挟みつつ相互理解、小さな歩み寄り、人種に関わらない友情を描いた良い映画。訪れる街々ごとに短編のような感覚で観られ、それぞれが名エピソードでした。

 それにしても、シャーリー役の人がアリータでは悪役で出てた。というかこの俳優さんを先にこっちの映画で認識してたので、アリータで悪役やってたときの方がビックリした。

 

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イーブイかわわ

東京に戻ってきました

 数日間九州にいました。

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LCC初めて乗ったんですけどホントに格安ですね

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モアイ。

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対馬編集

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クソ天気桜島

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めし

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熊本城。

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まだ崩れてるところが多い

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石垣の仮置き。

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日本を勘違いした海外のSFに出てきそう

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加藤神社

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有名なラーメン屋。

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浦上天主堂

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中は撮影できないけど綺麗なステングラスや被爆したマリア像が観られました

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浦上天主堂遺壁。

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爆心地

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平和祈念館

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平和祈念像みれなかった

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きゅうしゅうのおにく

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坊主地獄。

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海地獄。

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血の池地獄

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血の池バーガー。

 色々あったんですけどちゃんと観光らしい観光ができて良かったです。しかもかなり安くついたし。とりあえず、無事に帰って来れてよかった。

 この旅行に発つ直前に映画を観たのですがまだ感想書けてないですね。ぼちぼち書かないと。旅行も楽しかったですが、東京も東京で楽しい事沢山。

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戦場は策略の波に雪がれ【劇場版 幼女戦記・感想】

 もう2月も終わり。今年は閏年ではないので、泣いても笑ってももう2月は終わるのです。

 2月はかなり自由な時間を確保できたのでなるべく有意義にやりたいことをやろうとしていたのですが、果たして満足のいく1か月だったでしょうか?うん、とにかく映画は沢山観ました。あとはこれをアウトプットに転化できれば…。でもまだ観たい作品、やりたいゲーム、摂取すべき入力情報はあちこちにあるんですよねー。

 ともあれ、今日も映画鑑賞。先日のPSYCHO-PASSのとき(全ては気から【PSYCHO-PASS Sinners of the System Case.1 罪と罰・Case.2 First Guardian・感想】 - うーはここで色々かくつもり)のように今回も予習の上で。

 今日の話題は「幼女戦記」。高校時代に友人が原作小説を読んでいて存在は知っていたのですが、今まで触れていなかった。映画やってるし、テレビアニメの方観てみようかな、と。ボクはNetflixで観ましたが、Amazon Primeでも観られます。

 「幼女戦記」、そのタイトルの通り、幼女を主人公とした架空戦記

 現代日本に生きるとあるサラリーマンは、恨みを買って不幸にも命を落とすその間際、創造主を名乗る通称「存在X」によって別世界に生まれた赤子、ターニャ・デグレチャフに転生させられる。近代ヨーロッパに似たその別世界においてデグレチャフが誕生した帝国は、周辺各国と戦火を交える真っ只中であった。転生以前の人格を維持するデグレチャフは、生まれ持った魔導の才と前世の記憶を活かして軍人として身を立てることを決意する。

 2話観るまで転生ものだとは知らなかった。しかも「魔法」が存在する世界。WW1とWW2の西洋を混ぜたような世界観、戦地では機械兵器と共に魔術師が飛び交う。デグレチャフが生まれた帝国はドイツ、隣接するフランソワ共和国がフランス、島国のアルビオン連合王国がイギリスモチーフでしょうね。

 エリート軍人として内地勤務で平穏な人生を送ることを目指すデグレチャフだったが、頭角を現し過ぎた結果、最前線で活躍する大隊長、しかもエースにまでのし上がってしまう。それでも尚、生き残るためにその超合理的な行動理念を遺憾なく発揮していく。終わらない戦争、「存在X」による妨害の中で、デグレチャフは生き延びることができるか。

 ということでアニメ全12話観たんですけど、参謀から前線までの軍隊描写やデグレチャフの思考が丁寧に描写されていて一気に観終えてしまった。それだけに、たった12話で足りるの⁉という思いで観ていた。しかも、「存在X」のおかげかデグレチャフが結構苦難に陥るのも展開に波があって良い。有能に動きすぎて窮地に遭うのも面白いけど。

 デグレチャフが金髪なのもいいですね(いつもの)。中身男だけど、それ故に表情が頻繁に歪むのも好きかも…。

 

 こんな感じで全話観たので、映画観てきました。

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 「劇場版 幼女戦記」観ました。

 テレビシリーズ12話で描き切れる内容のはずがなく、劇場版は最終話の後の話。最終話で戦端を開いた自由共和国との戦闘から物語は始まる。そして戦場は北へ、連邦に移る。共産国の圧倒的物量と、多国籍義勇軍、その中で復讐に燃える少女がデグレチャフに襲い掛かる。

 同じく最終回で登場したメアリー・スーとの(一方的な)因縁、対決も描かれる。アニメでメアリーの父・アンソンとデグレチャフの戦闘を数度に渡って展開しただけあって、今回メアリーがデグレチャフに辿り着くまでがかなり丁寧に描かれている。「メアリー・スー」の名に遜色ない「主の加護を受けた姿」が印象的。というか恐ろしささえ覚える。

 テレビシリーズからの緻密な軍隊描写に映画の作画パワーが加わって、魔導士兵がモブもネームドも動く動く。デグレチャフとメアリーの戦闘シーンは今までこの作品では観られなかった個と個の大立ち回り。

 とはいえ幼女戦記の魅力である軍隊と軍隊で練り合う戦略、モチーフの国を思わせるお国柄的な演出も健在。コミー怖い。デグレチャフも勿論自らの栄光の為に策を巡らせ、狡猾にやり過ぎて、運命に翻弄される。やっと内地勤務にありつけたのに…。

 数多の激戦を生き延びたデグレチャフの部下たち、第二〇三航空魔導大隊の面々も、今や高練度の士官として活躍。初めは冴えないおじさんだし見分けつかないなと思っていたんですけど、今では皆個性的で最早カッコよく見えますもんね。ヴァイス副長とか色々苦労してそうで好き。

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 観ていてこれこの2時間で戦争終わるんかな?と思って観ていたんですが、続きはやってくれるんですかね。原作まだ読んでいないのでわからんのですが、あとどれくらい話残ってるんだろう。

 連邦や連合王国、更に合衆国など、(現実の史実では)立ちはだかる列強諸国がまだまだいます。更なる大仕事を任せられてしまったデグレチャフに未来はあるのか。気になるばかり。

 帝国の敗北は決定しているんですけどね…。

 原作布教マンが周りに数人いるので、読んでみようかな。

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 3週目の入場特典もらえました。映画作中における序盤の自由共和国との戦闘を連合王国の一兵士の目線で描いた短編小説。兵站・食糧を題にしたストーリーで、各国の文化(が現実とほぼ同じであること)が伺える。

 なるほど、こんな感じの文体なのか。原作を読むとなると、かなり集中して読まなくちゃならないっぽいですね。というか、毎週小説やら漫画を入場特典にしてるのズルい。読みたくなっちゃうじゃないかー。

 

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風都探偵はいいぞ。というか単行本明日発売じゃん。

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ずっと待ってた[影]ソボロ助廣。

この街で変わらないもの【劇場版シティーハンター〈新宿プライベート・アイズ〉・感想】

 新宿、駅の利用者は世界一を誇るという日本で最も人の行き交う街。雑多ながらも人の光で輝く街、モノに溢れる何でもある街。ビルの森や緑の園だけでなく複数階層にも渡る大迷宮すら存在する街。

 新宿は個人的に縁のある場所でよく行くのですが、今日はその新宿のはなし。

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 「劇場版シティーハンター〈新宿プライベート・アイズ〉」観ました。

 新宿が舞台の映画であり、歌舞伎町のTOHOシネマズ新宿が聖地化していると聞いたので聖地で鑑賞。

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TOHOシネマズ新宿。ホントそのまま、というかゴジラも出て来て笑った

 シティーハンターは言わずと知れた作品ですが、ボクは恥ずかしながらGet Wildの流れている名シーンの幾つかしか観たことが無い…。映画の演出、とくにエンドロールがテレビシリーズを観たくなる内容だったのもあり、鑑賞後に1話から観始めました。いきなり自分の左手越しに衝撃減らして発砲してて凄い。

 話の流れとしては、美女・進藤亜衣から護衛の依頼を受けた主人公・冴羽獠はスケベでひょうきんな姿を見せて周りを呆れさせる。一方で獠の相棒・槇村香にはかつての幼馴染・御国真司が現れる。そんな中、獠たちの居る街、新宿には巨大な危機が迫っていた。

 要はいつものシティーハンター。いつもの2時間拡大バージョン。

 冴羽獠のスイーパーとしてのシリアスな面とスケベで調子の良い面、メリハリのあるストーリーが面白かった。ふざけるシーンはとことんふざける、こういう古典的なスケベ描写最近は見ないので、今でもこういうので笑って良いんだと思いつつ気持ちよく笑いました。もっこりもこもこ。 

 予告では依頼者の美女が話のメインかのような映し方でしたが、実は獠と香の絆がテーマ。特に獠の香への深い信頼と、しかしそれを決して言葉にも表情にも示さない。シリーズをちゃんと観たことがなかったので終盤まで理解してなかったのですが、こういうカッコ良さもあるのか…!と。それに対して香はヤキモキしつつ、それでも獠と深く心で結ばれている。

 作品の雰囲気は昔ながらの~でしたが舞台は正真正銘現代の新宿。先述の通りTOHOシネマズや歌舞伎町から映画は始まり、東口スクランブル交差点や最近完成したバスタ新宿などが舞台となる。しかもいたる所で銃撃戦する、特に新宿御苑が主戦場となるので知ってる街で爆発が起きまくるのが痛快だった。予告にも出ていたように同じ作者の「キャッツ・アイ」が出てきたり、お祭り感のある映画。

 作中では歴代の主題歌が流れながら獠が暴れまわるのですが、やっぱりエンドロールの「Get Wild」が印象的。昔のアニメによくあるように歌詞もしっかり出ているのですが、何より過去の作品の獠と香にまつわるシーンが流れる。

 そしてそして映画が終わったあと、劇場から出ると目の前には先程獠たちが生きていた新宿の街が広がる。ボクは昼間に鑑賞しましたが、きっとレイトショーだともっと雰囲気出て良いですね。

 映画が面白かった、しかもエンドロールの演出で原点が凄く気になって1話から観ているんですけど、笑わせてくるところはメッチャ面白いしキメるときはカッコいいしで予想以上にハマっている。順序は逆ですけどこれは名作なわけです。

 

 TOHOシネマズ新宿、シティーハンターの集客率凄いですね。月曜の昼間なのに大きめなスクリーンの劇場でも客席いっぱいで凄い。TOHOはどこも豪華な印象なのですが、ここはサインの展示までありました。

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ドーブル、携帯の容量を消費しやがって…。